からだのアレコレ発信局

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ウォーミングアップに最適な「動的ストレッチ」の話

こんばんは、げーちゃんです。

今日は先日の記事で触れた動的ストレッチの話をしていきます。

ge-chan.hatenablog.com

大体2~3分程度で読めるように心がけて行きたいと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

 

  • 動的ストレッチの概略

動的ストレッチは、運動前の準備運動として行われ、

体温を上げ、体を柔軟にし、関節の可動域を広げるためのストレッチです。

動的ストレッチは、短い時間で行われる動作を含む運動で構成されます。

これにより、血流が促進され体温が上がり、筋肉も収縮と弛緩を繰り返し柔軟になります。また、動的ストレッチは、運動に必要な筋肉を強化するため、運動中の怪我を防止することができます。

  • 動的ストレッチと静的ストレッチの違い

動的ストレッチは静的ストレッチとは対照的に短時間で終わり、身体運動を含みます

たとえば、肘の曲げ伸ばしを行うことで、上腕二頭筋上腕三頭筋を柔軟にし、運動前の心拍数を増加させ、体温を上げます。また、もう1つの動的ストレッチの例として、股関節を曲げる動作があります。これは、身体をより力強く・素早く動かすために普段運動範囲の少ない部位を予め動かしておくことで、筋肉の活動をより俊敏なものにする働きがあります。

動的ストレッチは、筋肉を自然に縮めたり伸ばしたりして行われるストレッチですので、関節を大きく動かす要素を含む軽い運動を行い、収縮がスムーズになるようにします。これにより、スポーツの場面などで見られるような急激な力発揮の要求から筋肉や関節を保護し怪我や予期せぬ痛みを回避できます。

静的ストレッチは、筋肉を伸ばすことに集中していますので筋力を発揮する準備としては不適切です。

 

  • 動的ストレッチの使い方

動的ストレッチは、運動前の準備運動として最適ですが、運動中にも行うことができます。先程、動的ストレッチには運動に必要な筋力を強化する事ができると述べました。

筋力は何もウエイトを用いるような筋力トレーニングをしないと強化されないわけではありません。

一定の動作の反復により、同じ量の筋力でも力を発揮するタイミングや動員する筋繊維を増やすことでより効率的なパフォーマンスの向上を狙うことができます。

少し拡大解釈かもしれませんがそういった意味では短距離走の選手が練習の中に腿上げを取り入れていたり、バレーの選手が高く跳ぶためにジャンプの動作を反復したりしていますがこういった運動も動的ストレッチに含んでも良いかもしれません。

 

動的ストレッチは、運動中の筋力発揮についてより効率的な身体になることも実施目的になります。

特にスポーツにおいては動作を分析して理にかなった動的ストレッチを行うことが必要不可欠です。そのためにコーチングスタッフやインストラクターなど正しいテクニックを備えた指導者や適切な解説をしている本などが必要です。

運動前に十分な量の動的ストレッチを行うことで怪我や予期せぬ痛みを回避するのに役立ちます。筋肉を自然に伸ばし、運動中に必要な関節の可動性を保つことも含めて、動的ストレッチが運動に不可欠であるといえます。

 

運動を反復することで身体が筋肉の効率的な使い方を学習してパフォーマンスが上がると言うことですが、目からウロコですね。

とにかく筋トレをして身体を大きくするだけでなくこうしたアプローチでより良い成績を目指してみるのもいいかも知れません。